■ ID | 652 |
■ 種類 | 総説・解説 |
■ タイトル | 統計的干渉法によるアカマツ実生苗の根のナノメータ成長計測−新しい植生診断の可能性− |
■ 著者 | 豊岡了
埼玉大学大学院 門野博史 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)日本オプトメカトロニクス協会 |
■ 出版年 | 2009 |
■ 誌名・巻・号・年 | 光技術コンタクト、Vol.47、No.7、357-362、2009 |
■ 抄録・要旨 | アカマツ実生苗の根の極短時間の生長挙動を、統計干渉法により計測をおこなった。実験では、コツブタケ(Ps)とケノコッカム(Cg)という2種類の菌根菌に感染させたアカマツの実生と、菌を感染させていない実生の根の生長比較を行なった。統計干渉法による計測では非常に高感度なため、秒スケールでの生長挙動を明らかにすることができる。3.5秒間に渡る根の伸張計測をおこなった結果、菌根菌に非感染の試料はもっとも生長速度が遅く、Cg、Psの順に生長速度が速いことが観測された。次に、オゾン(120ppb)を1から5時間暴露する実験をおこなった。菌根菌に非感染の苗では暴露時間が増加するにしたがって、短時間の生長率が低下するが、感染苗では大きな変化は認められなかった。 |
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